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【ネタバレなし】 映画 ジョーカー 感想

初投稿になります!!

公開から2日後の10月6日(日)に見てきた感想・ネタバレになります。

初投稿で拙いブログですが見ていってください。

 

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10月4日(金)公開の映画『ジョーカー』観てきました。

私恥ずかしながら、ノーラン監督のダークナイト・またスーサイドスクワッドでのジョーカーしか知らなかったのですが、いやあこれはもう見終わった後はため息が出てしましました。あのような狂気な巨悪はこうして生まれてしまったのかと...

解説

バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、いかにして誕生したのか。原作のDCコミックスにはない映画オリジナルのストーリーで描く。「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。これまでジャック・ニコルソンヒース・レジャー、ジャレット・レトが演じてきたジョーカーを、「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが新たに演じ、名優ロバート・デ・ニーロが共演。「ハングオーバー!」シリーズなどコメディ作品で手腕を発揮してきたトッド・フィリップスがメガホンをとった。第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、DCコミックスの映画化作品としては史上初めて、最高賞の金獅子賞を受賞した。*1

ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞してからアメリカ国内を始め世界各地で期待されていた今作ですが、まさに期待通りといったところでした。一種の社会現象と呼べる『ジョーカー』ブームですが、アメリカの資本主義による格差社会を写し取った単調なオリジン映画に留まっていない点が共感を呼んだのではないでしょうか?この映画なの波は現実社会までに影響を及ぼすのでは?と観賞中何度も思っていたのですが、流石にアメリカではダークナイトでの射殺事件により観賞前に手荷物検査まで行われていたらしい。

映画館で見た雰囲気としては高校生から、若い女性、年配夫婦などその話題性もあってか客層がかなり広かったです。(パンフレットも売り切れてました。)鑑賞後の感想はさまざまで、「微妙だったね」・「ヴェノムよりは面白かった」(それと比べる?!)などチラホラ聞こえてきたのですが、満足気な人たちは、拍手の代わりのような深いため息を置いていっていました。(私もその一人なのですが)

かなり前置きが長くなってしまいましたが本題に入りましょう!

このブログは私の主観で毎回その映画の☆5なテーマを取り上げるのですが記念すべき第1回の☆5だったポイントは~~~  ズバリっ

☆☆☆☆☆ ホアキン・フェニックスの演技力っです!!!

言わずもがななんですけれども、凄まじい演技でした。(もはや演技ではないのでは)映画の予告にもあった彼の笑いのまあ狂っていること!映画序盤では「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」というフェニックス演じるアーサー(のちのジョーカー)の母からの言葉によりコメディアンを目指しつつ、ピエロの仕事を請け負っているですが、これもまあ動きが気持ち悪いこと。今作に向けてかなりの減量をしたフェニックスやせ方も相まって怖いとか狂ってるとか、そんな言葉では表せない何か禍々しいものが彼の中に生まれ、成長していくシーンにとにかく飲み込まれました。

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完全なるジョーカー誕生の階段でのダンス

また随所で少年時代に患ってしまった神経病により笑ってしまうアーサーなのですが、ザ・ジョーカーな笑いを笑い死んでしまうんじゃないかと心配させてくれるほどに演じており、頭のねじを2,3本外してこっちまで笑ってしまいたくなりました。(もちろんただおかしくて笑っているのではなく、緊張や悲しいことがあっても笑ってしまう悲しい病気です)

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ロバートデニーロ演じるマレーの笑顔とジョーカーの顔の対比が印象的です

なぜ彼がゴッサムの狂った巨悪になってしまったのかまでを描いた今作ですが、ジョーカーにはジョーカーなりの正義があった訳で、ダークナイトに出てくるジョーカーをバットマン側で見ていた私は完全に今作でジョーカー側についてしまった訳で...

こんなにも感情移入させてくれたホアキン・フェニックスの演技...あっぱれでした!

 

バットマンシリーズを知らなくても楽しめるのですが、ダークナイトくらいは見ておくと120%楽しめる作品になっていました。なんか話題だし観に行ってみようよというテンションで観る映画ではないかなと思いますが、気になった方はぜひ劇場に足をはこんでみては?…ノック・ノック

 

*1:映画.comより引用